【軽井沢】とんでもイタリアーノ!

実は私はイタリアが大好き!!
友人に勧められてこの本読んでいます。
 
何年か前、初めてミラノサローネに行った時、

イタリアにハートを盗まれたの。

 

 

 
それからまた何回か行って
イタリアの街や
おしゃれな人々
素敵なデザインのインテリア
美味しい食事
もう何もかもが好き!好き!
 
ミラノでは毎日昼から
オレンジ色のアペロールを飲みながら
自分がイタリアで暮らしているところを想像していたな。。
 
コロナの前までは本気でミラノに暮らすことを考えていたくらい
そう言う時に現れたのが

N氏!

 

ネットのお見合いサイトで引っかかったのです。

もうどっちが申し込んだのかも忘れたけど

多分N氏からだと思う。

 

私の和服の写真にころりんだと言っていた。

 

その方の写真はあまりにも小さすぎで

よく判断できなかった。

 

相手のプロフィールもよく読まずにお会いした。

だってその頃はまるで就職試験のようにたくさんの人と会っていたから

一人一人覚えていない。

 

年収250というところだけは覚えていた。

何でもできそうだからお会いした。

 

地方暮らしその人は

とんでもない駅のいけてない喫茶店を指定してきた。

 

頼むからカフェにしてよね

しようがないよね田舎のおじいさんは。。

 

いけてない喫茶店は

テンションが落ちる

 

大体に煮だしすぎの

墨汁のようなコーヒーが出てくるし

たばこ臭いし

 

駅で待ち合わせ

思った通り何となく薄汚い身なり

 

が、、しかし

話を聞いて驚いた!!

 

日本の会社を辞めて家族でイタリアのローマで暮らし

最近までアパレルの仕事していたのだそうだ。

 

じゃあなんでそんなにどうでもいい服着てるの?

 

そういえば端々にイタリア語が。。

「チャオ」とか「ウイ、ウイ」って

 

兄弟もみんな イタリアに暮らす

娘も息子もイタリアの学校卒業

 

大体私はいつもこうしたいと思うと

その周辺のことを引き付ける

も、もしかしてこれって

イタリアに暮らせるかもしれない

 

でもこのおじいさんとはいやだな。。

 

奥さんと離婚して財産半分こしたので

お金がないそうだ。

 

どうりで汚い

 

鼻毛も伸びてて

爪も真っ黒

聞いたら今まで畑仕事してきたらしい

 

ポンコツの車の中にはチリトリとほうき

そのポンコツ車でカフェをさがした。

おしゃれなカフェ。。

 

こういう人がお見合いサイトに登録するとはね

どういうつもりなんだろう。。

 

そしてなんと

おしゃれなカフェは

外しか空いてなくて、

オーダーした紅茶も即効冷えた。。私の心のように。

 

確か3月初め

ほんとうに寒い。

早くおじいさんとはバイバイして

お家に帰りたかった。

 

一人で熱燗飲みたかった。

 

最初のデイト、その時飲んだ500円の紅茶

割り勘だった

年収250はそうなの?

 
本当にお金ないんだね、おじいさん
(といっても私とほとんど同じ年)
 
もう2度とお会いすることはないのね。。と
ほっとしていたその時に、
 
おじいさんがこう言った。
 
「実は僕は家を建てるのが趣味で
最近建てた家、見ませんか?」
 
えっ、何も話していないのに
なんで私の一番好きなこと知ってるの?
 
つづく~
運を動かす力は自分自身の中にあります